秋の恵み
9月になり朝晩がめっきり涼しくなりました。例年よりも季節が早く巡ってきているような気がします。そろそろ寝具や衣類を真夏仕様からちょっと厚めのものにしなければとせかされているような涼しい気候です。
新潟はこれから秋の恵みが楽しみな季節となります。今日、先日ご紹介した定期市に行ってきました。図書館建設の前の広場には、ご商売の方が店を張りますが、この写真の弥彦線高架下には、農家の方々が、野菜や果物を並べています。市価よりも安いし新鮮ですから、ファンが多く、6時頃から買い物客が訪れます。
今三条の一押しは「シャインマスカット」に代表されるブドウです。一房2,000円もするような立派なブドウも並んでいますが、そういうものはお遣い物にしたり、遠方の子どもたちや親戚に送るために購入し、自宅で食べるのはB品の1,000円以下の品を買っています。それでも1,000もしますからめったに購入はできません。シャイン以外にも、巨峰やピオーネはじめ最近はいろいろな品種のブドウも並ぶようになりました。ひと頃人気だったロザリオビアンコも、種があるので面倒だと、一気に少なくなっています。種くらい出せばいいじゃないかと思いますが、私も両方並んでいれば種無しを選びますから、人間は堕落する生き物ですね。
一緒に並んでいる梨も、最初の幸水から、今は豊水、そして大型梨の新高(にいたか)や新興と順々に違う品種が出てきて、最後の真打が、自慢の洋ナシ「ル・レクチェ」となります。ル・レクチェは追熟が必要な洋ナシです。11月末から年末までが食べごろになりちょうどお歳暮の時期に重なり、送ると喜ばれる逸品です。新潟県民は山形のラフランスよりも、ずっとおいしいと自負していますが、高価ですし、栽培も難しく収量も全国展開できるほど多くないためか、なかなか認知されていないようです。
この写真のように、高架下にずらりと農家の方々が自慢の果物や野菜を並べています。100メートルくらいはあるでしょうか。お盆市などさしずめラッシュのような混雑になり、まっすぐ進めないほどです。この写真でも奥の方が混雑しているのが分かります。
いつも果物を送って貰っている大島地区の農家さん。気さくな方で、いろいろおまけをしてくれます。今日は、梨を購入したら、サービスでゴーヤを5本も無料でもらってしまいました。さあ、何を作りましょうか。
果物に季節を感じますが、極楽寺の風景もすっかり秋の気配となりました。百日紅はここ数日の雨ですっかり花が落ち、寂し気になりました。7月末の開花から1か月以上楽しませてくれました。今日は湿気が少なく爽やかなお天気ですが、飛行機雲が見えますので、明日は天気が崩れるかもしれません。
百日紅が終わると、萩の花が咲き始めます。市の帰りにそばまで行くと、少しですが花を見付けました。秋になったんだなぁとしみじみ感じました。萩の隣に植えてある金木犀はお彼岸頃に花を付け香りを放ち始めます。極楽寺の門を入ってすぐ左に曲がりますと、金木犀と萩がありますので、お墓参りの際にはちょっと寄ってみてください。
9月23日の秋彼岸法要の申込が始まっています。例年は当日受付も行っておりましたが、混雑回避のため、前日までのお申し込みをお願い申し上げます。精進弁当も準備しておりますので、是非お召し上がりいただきたいと存じます。