炎暑

新潟地方はフェーン現象が収まらず、連日38度を越える炎暑ともいうべき気候となっています。これは災害というべき事態ですが、全国ニュースは台風6号と7号の進路や被害が中心で、炎暑の新潟地方を取り上げる余裕はないようです。

極楽寺では11日の施餓鬼法要に向けて準備を進めていますが、何せ一歩踏み出すごとに汗が噴き出ますから、この先どうしたらよいのやら頭が回らなくなってきました。

下の図はNHKHPの現在の三条市の天気です。気温40度、明日は39度。ため息も出ないほどの威力です。この暑さですから、いつも通りではだめだと、暑さ仕様にいろいろ変えて見ました。


まず、極楽寺のお盆の御供物は、三宝に丸茄子、胡瓜、トマト、人参、さつま芋が定番です。亡くなった母から教わった通りにしています。しかし、この暑さでトマトやキュウリがお供えしても、お下げする16日まで無事でいるとは思えない、と夜中に目覚めて考えました。以前、ニュース番組で、京都では夏の暑い盛りの御供物は丈夫なカボチャにするというものがありました。昨日も鹿ケ谷カボチャを御供えしている番組がありました。現在、普通のスーパーでは、まるごとのカボチャは売っていません。そこで、農協直営の販売所へ行ってみたところ、ありました!
初めての試みですが、今年のお盆の御供えは、カボチャに決定しました。また、三宝の横には素麺を並べるのですが、こちらもお供えした瞬間からぐにゃりと曲がる状況ですから、包装のままお供えすることにしました。

塔婆施餓鬼檀の御供物は、ただいマートで仕入れた暑さでも腐らないような品を探してみました。坊ちゃんカボチャに、ゴーヤ、パプリカなど三条産の品物です。仏様はびっくりなさるでしょうか。暑さでここの嫁さんはおかしくなったかしら、と笑われるかもしれませんね。

小さなことですが、異常な暑さに、いつもと同じ事をしていては無理が来る事になると思いきって変更してみました。
台風6号が過ぎたら涼しくなるかと期待していましたが、7号の進路では、再びのフェーン現象になる恐れもあり、今年のお盆は過酷になりそうです。
どうか皆様も水分補給や塩分補給など怠りなくお過ごしくださいますようお祈りします。