北帰行

新潟県には白鳥の越冬地がたくさんあり、三条市にも下田地区や栄地区にたくさん飛来しています。
春が近づき、ロシアへ戻る北帰行が始まっています。
誰がどう合図をして出発をするのかしら、といつも不思議に思っています。
全部の白鳥がいっぺんにいなくなるのではなく、何隊かに分かれて北へ向かいます。
昨日お彼岸のお弁当パック等を加茂市まで買いに出た際、途中の田んぼでたくさんの白鳥が、雪の消えた田んぼで餌をついばんでいました。
長旅に備えて、食事をしているのでしょうか。
このような曇りの日は出発はないようで、よく晴れた朝に、真っ青な空のずっと上の方でにぎやかな鳴き声が聞こえて、アッ白鳥だ、と空を見上げると、見事なV字の隊列で北へ飛んでいきます。
北帰行が始まると春が来たという気持ちになります。



今年はいつまでも寒く、なかなか雪が消えませんが、このところの雨で墓地など雪がぐんと減りました。中庭も冬囲いを外してもらわなければならないので、住職が固まった雪をほぐしました。
本堂の大屋根から落ちてきた雪なので固まっていて手ごわい状態でした。
こうやって広げると雪どけも早くなります。
寒い寒いと言っていた冬もそろそろ終わり。天気予報に雪マークも見かけなくなりました。

春季彼岸会法要は20日です。ご案内はお手許に届いていると思います。
大勢の皆様のご参詣をお待ちしております。