令和6年 年末法要

令和6年も大晦日を迎えました。
極楽寺では、午後3時より当年年忌の当たった御法名をすべて読上げてご回向を行う、年末法要を行いました。
本尊様の前には、松と千両が飾られ、お供え餅、お年始のお茶などが供えられました。
12月29日には、副住職が中心になり、御本尊様や周りの荘厳の埃を落とし綺麗になってお正月を迎えます。

お参りは少ないものの、毎年お越しになる皆様が集まって下さいました。


皆様からご焼香を頂き、続いて年忌の読上げが始まりました。
住職が御法名と施主様のお名前を読み上げるたびに、あぁあの方ももう十三回忌か、などと在りし日の面影が浮かびます。

法要の最後に一枚起請文を読み、木魚を打ってお念佛です。

お念佛の後は、いつものように、位牌堂の半鐘をそれぞれ3回ずつ打ち法要を終えました。


お正月から能登半島地震で心を痛め、天候不順に悩まされ、正月に痛めつけられた能登地方が9月のお彼岸中日に豪雨災害に見舞われるという、自然災害のすさまじさを感じた一年でした。
その中でも、こうして無事に法要を行い、一年を締めくくれました事は、様々な行事にご参加下さった皆様のお蔭と、心より御礼申し上げます。
浄土宗開宗850年が終わります。
新しい851年目がまた始まります。法然上人のご遺訓にあるように「ただ一向に念仏すべし」を道標に精進に努めたいと思います。
皆様一年大変お世話になりました。
風が強く吹き、気温も下がって参りました。どなた様もお体に気を付けて、どうぞ良い年をお迎えください。