令和三年お盆塔婆施餓鬼法要

極楽寺の最大行事である、お盆塔婆施餓鬼法要が、本日無事行われました。

台風9号が佐渡沖通過の進路を取って、着々と北上をし、それに伴うフェーン現象で、37度を越える猛暑が予想されていました。午前中はまだ33度ほどの気温で、曇り空で陽ざしが遮られていたせいか、何とか耐えられる状態の本堂でした。

台風の影響で、昨日までの空の色と違ってきました。強風が吹く恐れがあったため、幔幕は正面に出さず、建物の中、本堂入口に設置いたしました。


本堂内陣に置かれた施餓鬼檀は、御供物がたくさん並びました。水鉢や花瓶・高坏などもガラスの物を使用し、少しでも涼しく感じるような工夫をしております。

本堂は、内陣に施餓鬼檀を、外陣を取り囲むようにお塔婆を並べました。

並べられたお塔婆は、一霊ずつ洒水を行い、御塔婆のお浄めの灌頂を行いました。住職の孫が昨年よりその役目立派に勤めております。

午前9時法要開始です。

今回の法要は、着座制を取らず、お越しになった方からご焼香をしていただき、御塔婆を受け取るという方法を取りましたが、役員総代様より、極楽寺檀信徒を代表して指名焼香をしていただきました。

役員総代様のご焼香が終わったら、お越しになった皆様からご焼香を頂きました。

極楽寺墓地はお塔婆が建てられ、一気にお盆らしくなりました。
この3連休は早朝からお墓掃除の方がたくさんお越しになっており、お盆を迎える準備が整ったと感じます。

強風にあおられ、百日紅の花も散り始めました。白い石にピンクの花が綺麗です。

この台風を境に少し気候が変わるようで、明日からは雨模様で気温も少がる予報が出ています。
コロナ禍で今年も県外からお子様やご親戚が帰省することはかなわないお家庭が多いかと思います。どこまで辛抱すればと悲しくなりますが、変異を繰り返すたびに感染力を強め、病原性を高めているようです。きっともうすこし先には明るい未来が開けているはずだと信じ、基本的な感染対策を怠らす過ごしたいと思います。
そろそろ暑さの疲れが出るころです。どなた様も、お身体大切にお過ごしください。