長月

今日から9月です。朝晩涼しくなるはずでしたが、異常気象続きの今年は、そんなに甘くなかったようです。

台風9号が九州を北上し、朝鮮半島に向かって進んでいます。台風被害が直接無いのは大変ありがたい事なのですが、フェーン現象が起こるようです。明日と明後日の予想気温を見てくらくらとめまいがしそうになりました。昨年は7月下旬からお盆頃まで猛暑続きで、40度を越える気温を何度も体験しました。そのため、農家の方は大変苦労をなさいました。フェーン現象のためお米の品質が著しく低下し、2等米、3等米と聞いたこともないような品質に皆さんがっかりされていました。今年も8月下旬まで何とか高温にならずに来たのですが、9月に入ってとうとうフェーン現象が起きてしまいました。ニュースでは収穫間近の稲の管理を徹底するように注意喚起をしています。

NHKの天気予報の画面です。3日の39度が要注意です。

極楽寺は街の真ん中ですから田畑は周りにはないのですが、少し車を走らせると、広い越後平野が広がっています。この暑さの中、早生の稲は刈り取りが進んでいました。主力品種のコシヒカリ、最近の人気商品の新之助はもう少し熟さないと刈り取りにまで進みません。フェーン現象の被害がありませんように、農家の皆さんのご苦労が実を結びますようにと願うばかりです。

 

寺の境内では、夏と秋がバトンタッチした風景がありました。

 

夏の間咲き誇っていた百日紅の花がほとんど終わり、萩が花をつけ始めました。今年の百日紅は、うどん粉病と長雨による影響で、花火のような夏らしい華やかな花を咲かせることはできませんでした。来年は美しい花を期待したいと思います。

猛暑ですが、萩が風に揺れている様子を見ると、やっぱり秋が来たと感じます。フェーン現象で大変な暑さになりますが、皆様お体を大切にお過ごしください。

極楽寺では、秋彼岸の申込が始まりました。感染予防策を取りながら行いますので、例年と実施方法が異なります。すでに、ご案内は華頂誌にてお送りしてありますので、ご確認の上、お申込みいただきたいと存じます。このHPの年中行事からもご覧いただけます。ご不明の点は、お気軽にお問い合わせください。

感染者が減少傾向にあるとはいえ、ウイルスと共にある生活を続ける事が必要な日々です。一人ひとりが気を緩めることなく、感染防止に努めることが、ウイルスを克服した未来を自分たちが取り戻すことになります。もう少し頑張って行きましょう。