龍の玉
5月に入り、気温が上がると目立つものが雑草です。
亡き昭和天皇は「雑草という名の草はないのだ」とおっしゃったとか。植物すべてに全部に名前がある、一つとして同じものはないという視線が、生きとし生けるものに対する慈愛を感じるお言葉です。
凡人の私などその境地に立つのは難しく、やっぱり草が生えてくると、重い腰を上げて草取りをしています。今朝、気になっていた中庭の草取りをしました。平成30年の大雪の際に、植えてあったモチノキの大木が雪で折れて伐採してから、ここに植木屋さんが龍のひげを植えてくれました。何の面白みもない草だなぁと、龍のひげの根っこに入り込んだ草を取っていたところ、見事な青色の玉が見えました。はて、何だこれは?と探したところ、数か所に見つかりました。
ネットで調べたところ、「龍の玉」とか。極楽寺にはあちこちに植えてあるのですが、初めて見つけました。(そんなに真剣に草取りをしていないことがばれますが)
青という文字よりも、碧色とか瑠璃色という文字が相応しい、きれいな色でした。こんな小さな発見が喜びをもたらしてくれるのだと、気持ちが明るくなりました。
新型コロナウイルスの感染者が減少傾向で、気持ちが緩みがちですが、収束が見えてきた今こそ、気を引き締めて大切な人の命を守る行動をとりましょう。
みんなのために家にいようよ。
Stay home for all of us.