ご一緒にお念仏をいたしましょう!
新型コロナウイルスの感染爆発により、4月7日に首都圏など7都府県対象に緊急事態宣言が出てました。それでも感染が広がり続け、全国に対象が広がったのが、4月16日でした。
毎日各地の感染者、死亡者数が増え続け、感染者が1万3千人を越え、死亡者も373名にのぼっています。この感染症の恐ろしさを毎日知らされています。
最初は質の悪い風邪のようなものであり、重症化するのは持病のある方か、高齢者と何度も何度もアナウンスされていました。ところが、このウイルスが日本に入りこんで3か月が過ぎた今、その通念は木っ端みじんに砕けています。若者も重症化する、発症しないまま他人に感染させている、軽症と思っていたら突然悪化し死に至る。死に至った場合は、通常の最期のお別れは叶わず、対面できるのは遺骨になってからという非情さです。こんなむごいお別れがあるでしょうか。この事実の前に不安感に押しつぶされそうになります。
私たちができる事は、他人との接触を減らし、極力家にいる事、これに尽きるようです。皆さん家にいましょう!出かける際は、この用事は不要不急か、命に係わる用事か、と自問し、出かける必要のある場合は、用心を重ね注意深く行動しましょう。
人が不安になると、その思いを誰かに聞いてもらったり、親しい人と会っておしゃべりをして不安を解消したりします。しかし、今はそれができません。
そこで、極楽寺では、毎朝午前7時50分から5分間、本堂において住職と寺庭がお念仏をしております。皆様も、同じ時間にお念仏をしてみませんか?その時間は阿弥陀様を通じて皆様と極楽寺がつながっています。皆様は、お仏壇の前であるいは、食卓の前、動けない方はベッドの上、布団の上でも構いません。通勤途中の方は車の中でも、「南無阿弥陀仏」とお称えするだけでもよろしいです。時間も、5分でなくても、出来る範囲で。極楽寺は毎日続けていますが、皆様は毎日でなくても、思いついた時だけでも結構です。
誰かとつながっている、それが私たちをお救い下さる阿弥陀様であり、極楽寺にいらっしゃるご先祖様であり、今生きる皆様です。このような試みは初めてですが、何か行動を起こし、少しでも皆様の心に平安が訪れることを願っています。
ご一緒にお念仏をいたしましょう!