浄土宗北陸地区 保護司会・教誨師会 合同研修会
3月11日、極楽寺に於いて浄土宗北陸地区保護司会・教誨師会 合同研修会が行われました。コロナ禍でぐんと便利になった遠隔地からでも参加が可能なZOOMを使っての公開研修会です。
三条会場にご参加下さったのは、講師先生と主催者中心の7名でしたが、各地からZOOMでも何名かがご参加くださいました。
このZOOM研修会ご案内文書に「わからない、知らない刑務所や少年院等の矯正施設のこと、あまり馴染みのない、保護司や教誨師の事を知ってほしい、理解して頂きたい、そんな思いでZOOM研修会を開催いたします」とありました。
確かに一般の人には馴染みがありません。こういう機会を頂いて少しでも理解する、とても得難い経験となりました。その様子を少しご紹介します。
お寺での研修会ですので、最初は読経から始まります。この場所は、極楽寺お内佛です。
寺の座敷での研修会という、珍しい会場ですが、パソコン教室でいつも使っていますので、Wi-Fiは強力です。通信もうまくいきました。ZOOMでご参加の皆さんも画面に映っています。
研修の最初は、法務官・田村勝弘氏のご講演で「私の勤めているところ~矯正施設はどんなところ」と題し、パワーポイントの資料を使いながら90分お話しいただきました。
刑務所や少年院などの矯正施設については、テレビドラマや推理小説の中で知っているばかりで、現場で長年ご努力されている田村様のお話はとても説得力がありました。
ご講演に続いて、参加者のパネルディスカッションです。ZOOMのいい点は、その場所にいなくても参加できることですね。皆様から真摯な問題点や悩みなどの意見交換がなされました。画面を見ている人にも理解しやすいように、手元に発言の趣旨を書き、それを映してお話しています。この方法はZOOM参加で画面を見ている人にも理解しやすいと感じました。
犯罪者を取り巻く現状は刻々と変わり、法律も刻々と変わっているのだそうです。受刑者であっても矯正施設に於いて更生し、いず社会復帰します。その時にその人たちが社会的に孤立しないよう、様々に働いて下さっている人たちがいる事、それを具体例を挙げてご説明頂き知ることが出来たことは、とても意義深い事であったと思います。ご参加の皆様、主催者の浄土宗新潟教区御担当の皆様、大変有難うございました。
田村勝弘氏が現在勤務されている、川越少年刑務所の取り組みを、日本テレビのニュースエブリィが取材し特集番組として放送されたものが、動画でアップされています。
【変わる少年刑務所】更生に向けた新たな取り組みの現場とは」
ご参考に是非ご覧ください。