涅槃図修復経過のご報告
師走に入り、暖冬気味とはいえ冷え込むようになりました。
ただ、まだ雪は降らず、積雪もないので動きやすくありがたいこの頃です。
さて、4月に京都の業者へ送り、修復作業を施している極楽寺釈迦涅槃図ですが、作業も最終段階に入ったと連絡がありました。
裏打ちを何度も繰り返して補強していきます。
これが6回目裏打ちで最終との事です。
表は張り込み作業に入りお軸の完成形が見えてきました。
この次は軸を大きなパネル状のものに入れ込み、完全に乾燥させること、そして裏書を施して完成になるそうです。
京都も冷え込みが厳しくなってきているようですが、作業場には暖房を入れることが出来ず、職人さんたちはカイロを身体に貼ったり、厚着をしたりしてしのいで仕事をしているそうです。
来春の完成報告が待ち遠しい所です。
今週一週間は気温も高く過ごしやすいようですが、来週になると気温が下がり、天気予報に雪マークが出て来ました。
インフルエンザが猛威を振るい三条市の小中学校でも学級閉鎖や学校閉鎖のニュースが聞かれます。
どうか、暖かくして、風邪など引かぬようお過ごしください。