冬囲い

11月8日(水)に極楽寺境内樹木・建物冬囲いを石翠園の皆様から作業をして頂きました。
まず、枝がぼうぼうに伸びて鬱蒼としていた萩や、日々落ち葉や種が落ちて苦労していた百日紅、そして例年より遅く穂が出たばかりでしたがススキも一緒に刈り取ってもらいます。



作業後はすっきりしています。




刈り取りが終わり、次に背の高い木を、竹や材木そして縄を使って、てきぱきと枝釣りをしたり、囲いをして雪に樹木が折れてしまわないように囲っていきます。



北陸独特の水分の多い雪ですから、大雪の年はこの細い縄が切れた事もありました。今年はそんなことにならず「冬囲い、いらなかったねぇ」などと話したいものです。
塀際の紫陽花は無駄な枝を切る剪定をしながら、竹と縄で囲いをしています。これで来年も大輪の花を咲かせてくれるでしょう。

境内が終わると、建物の冬囲いです。中庭に板を当てていき、本堂屋根の雪下ろしをしても、建物が傷まないようにと施します。

廊下が暗くなり、いよいよ冬だと感じます。

玄関前の桜の下に、猫やハクビシンが糞をしていました。出入りの大工さんに相談したら、こんな品物が出ていると紹介されたので、敷設しました。デコボコした部分がとがっていて、足が痛いから糞をしないのでしょうか。健康サンダルみたいなものでしょうか。効果があるといいのですが。人が間違って上がらないように、ビー玉をまきました。


この一日は、とても安定したいいお天気で、植木屋さんたちも、てきぱきと仕事を進め、すこし日が落ちかけて来た4時頃には作業が終わりました。日暮れ間近のすっきりとした境内に、桜が咲いていました。

全国的に気温が下がってきました。タイヤ交換をしたとの話もあちこちで聞かれるようになりました。消雪パイプのノズル調整もそろそろ始まっているようです。極楽寺はまだ少し先になりますが、きちんと準備して冬を迎えたいと思います。