令和4年秋季彼岸会法要
本日は、お彼岸中日です。お彼岸は、お中日の本日23日を真ん中に前3日、後ろ3日を言います。今年は、20日(火曜)から26日(月)までがお彼岸となります。
今年も無事に彼岸会法要を行うことができました。3年目となる新型コロナウイルス感染症も何度目かの変異を重ね、未だ対策を立てねば様々な行事は行えない状況が続いています。オミクロン株対応のワクチンも接種が始まり、また4回目接種の高齢者も増えた事で、少しずつ減少傾向になっていますが、ここまでの経験で、これで終わりではないだろうことは分かります。普通の暮らしを大切にしながらも、常に感染予防という事を頭に置いて過ごす、それがもう当たり前になってきています。
極楽寺法要も、新しい形で3年目を迎えました。最初はいろいろご説明して、開催しておりましたが、皆様この形に慣れ、スムーズな法要が行えるようになりました。皆様のご協力に厚く御礼申し上げます。
後日、動画でご紹介しますが、本日は簡単に写真で様子をご覧いただきたいと存じます。
第一部は、午前9時半より、年忌の付回向を行いました。座席も事前に指定させて頂き、間隔を空けてお座りいただきました。雨模様でしたが、フェーン現象もおさまり、ゆったりとした雰囲気の中での亡き人を偲ぶ法要が執り行われました。
第二部の最初は、佛供米回向と総代回向が行われました。
秋のお彼岸には、農家のお檀家様から仏様にお供えする、佛供米を頂戴いたします。お彼岸では最初にその佛供米をご回向いたします。今回は代表4名の方がご参加くださいました。
また、全檀家を代表して、総代回向も一般回向に先駆けて行われ、それぞれご指名によるご焼香をしていただきました。
佛供米回向と総代回向が終わり、次に一般回向が始まりました。お申込み頂いた経木を一枚一枚洒水してお浄めして、開始をお待ちいただきました。11時より住職の経木供養読上げと同時にご焼香が始まりました。
この形での法要が令和2年秋からとなりますので、皆様慣れて混雑しないようにご協力を頂きながら無事に進めることができました。
ご焼香が終わりましたら、精進弁当をご予約の皆様にはお持ちいただきました。
お弁当作りも、最初は戸惑う事も多かったのですが、メンバーも慣れて、手際よく様々な作業をこなしていきました。秋は、食用菊(柿の素)のお浸しが彩を添えてくれています。また、住職の親戚から、見事なさつま芋(シルクスイート)がたくさん届きましたので、満月のような明るい黄色がお弁当に映えています。お檀家様から頂戴したゼンマイは、魚沼と下田産で、料理は下準備に大変手がかかり面倒なのですが、手をかけた分ふっくらと美味しく煮あがりました。お肉もお魚も入っていない精進弁当ですが、これだけいろいろな食材があると、食べ応えがあるものです。大勢のお手伝いを頂き、今回も無事に精進弁当を皆様のお手許にお届けすることができ、有難い事と感謝しております。
出来上がった精進弁当です。なるべく三条産や県内産を優先して使用し、一つひとつ心を込めて作っております。来春のお彼岸でも作成予定ですので、皆様是非召し上がっていただきたいと存じます。
極楽寺の年中行事もこの秋季彼岸会法要で終わりとなります。これから秋が深まり冬へと向かいます。今年はラニーニャ現象で寒くなるという予報が出ています。次にお参り頂く春の法要まで、どうか皆様お元気でお過ごしくださいますよう、お祈り申し上げます。