豪雪地から

雪国新潟県の中でも、指折りの豪雪地帯が、以前お伝えした津南町と上越高田地方です。今回の寒波で、両地とも最大積雪になり、特に津南町では観測史上最大の積雪は4メートル20センチを越えています。また、高田地方も、同様に2メートル近くまでの積雪を観測しています。写真を送ってもらいましたが、これはどこで何を写しているのか、ただ雪の量に圧倒されるばかりです。これは何?なんてお気楽な事を聞けるような状態ではありません。ただただ、災害が起きないように、除雪や雪による事故が無いように、彼の地にお住いの皆様が無事にこの冬を乗り越えられますようにと祈るばかりです。
最初は、津南町からの写真です。以前お知らせした風巻さん(クリーナー太吉さん)からの写真。ついていたコメントは、「除雪は限界です」だそうです。そうでしょうとも、災害派遣が行われますようにと、祈っています。

1枚目、2枚目の写真で道路の街灯や標識が雪の山すれすれに見えています。皆様も、ご自宅の近くで見上げてみてください。そこまで一面の雪という状況を少しでもご理解くださり、雪国のつらさに思いを寄せて頂ければ、有難いです。3枚目は、1日に何回も何回も除雪して、ようやく自宅の安全を確保している状況です。高齢者世帯や、独居世帯、無人の家屋など、倒壊の危険が叫ばれ始めました。雪国の家屋は雪の荷重を考えて設計され、無雪地帯よりも、太い材木で頑丈に設計されていますが、それすらこの雪では不安が押し寄せてくると思います。とにかくご無事でと祈っております。

次は、上越高田からの写真です。道であり家があることは分かりますが、周りに何があるかは分かりません。この雪でも交通を確保するために、どれだけの努力が必要か、三条など雪の少ない地方の人間が考えても分からないと思います。道路確保できなければ、孤立です。物資が入らなくなります。地震水害などの災害に比べ、雪の災害はあまり知られておりませんが、新潟県民にとっては、命にかかわる問題であることを、この津南と上越からの写真は訴えています。雪も峠を越したとの予報が出ました。明日くらいから気温が上がります。この雪が雪崩となり、また災害を起こします。
何度も言います。雪との闘い本当にお疲れ様です。どうかご無事で、皆様無事に春を迎えることができますようお祈りします。